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2026.10.26

トランクルームとは?意味・種類・契約の仕組みをわかりやすく解説

トランクルームとは?意味・種類・契約の仕組みをわかりやすく解説

「トランクルームと貸し倉庫は同じ?」「検索すると屋外のコンテナやマンションの収納が出てくるけれど、何が違うの?」と迷ったことはないでしょうか。

自宅や職場の収納が足りなくなったとき、外部の収納スペースを候補に考える方も多いでしょう。
そこで気になるのが、トランクルームという言葉が何を指し、サービスごとに何が違うのかです。

トランクルームは一般には自宅や職場に置ききれない荷物を収納する場所として使われる言葉ですが、名前だけではサービスの仕組みや契約の内容まで判断できません。

似た名前でも、収納スペースを借りて自分で荷物を管理するサービスもあれば、事業者に荷物を渡して保管を任せるサービスもあります。

言葉の意味を整理したうえで契約の仕組みや屋外型・屋内型・宅配型の違いを見ると、自分が探しているサービスの輪郭が見えてくるでしょう。

トランクルームとは、荷物を収納する場所を指す言葉

トランクルームとは、荷物を収納する場所を指す言葉

「トランクルーム」は、レンタル収納のサービス、マンションの収納設備、倉庫業法上の倉庫という3つの場面で使われる言葉です。

文脈「トランクルーム」が指すもの
一般的なレンタル収納利用者が収納スペースを借りて荷物を置くサービスなど
マンションなどの設備住戸とは別に設けられた収納スペース
倉庫業法上の制度消費者から寄託を受けた物品を保管する倉庫や、その中でも認定を受けた「認定トランクルーム」

検索結果や物件情報を見るときは、同じ「トランクルーム」という表記でも、何を利用するサービスなのかを確認すると混同を避けられます。

レンタル収納や貸し倉庫など、似た呼び方との違い

レンタル収納や貸し倉庫など、似た呼び方との違い

トランクルーム以外の呼び方もあります。

検索で目にする名称は、次のとおりです。

  • レンタル収納
  • レンタル倉庫
  • 貸し倉庫
  • 貸しコンテナ
  • セルフストレージ
  • 宅配型の収納サービス

貸し倉庫やレンタル収納とトランクルームの違いは、名前を見ても分かりません。
比べるときは、収納スペースを借りる契約か荷物を預ける契約か、自分で現地へ運んで出し入れするか集配送で出し入れするかを確かめてください。

マンションに付いている収納をトランクルームと呼ぶ場合もある

マンションに付いている収納をトランクルームと呼ぶ場合もある

マンションの間取りや物件情報でも「トランクルーム」という言葉が使われ、外部の収納サービスではなく、マンション内や敷地内に設けられた収納スペースを指しているケースがあります。

住戸とは別の場所に荷物を置ける区画が設けられ、それをトランクルームと呼んでいる形です。

そのため、「トランクルーム付きマンション」と、月額などの費用を支払って外部に収納スペースを借りるサービスは分けて考える必要があります。

検索すると両方の情報が出てくるのは、同じ言葉が異なる場面で使われているためです。

倉庫業法には「認定トランクルーム」という制度がある

法律上の意味もあります。

倉庫業法では、トランクルームを、その全部または一部を、消費者に当たる個人から寄託を受けた物品の保管に使う倉庫として定義しています。
ここでいう消費者とは、事業として、または事業のために寄託契約の当事者となる場合を除く個人です。

「貸し倉庫」や「レンタル収納」という言葉は、倉庫業法には出てきません。

さらに、一定の基準を満たして国土交通大臣の認定を受けたものには「認定トランクルーム」という制度があります。

倉庫業法第25条の7により、認定を受けていない倉庫には「認定トランクルーム」「優良トランクルーム」や、これらと紛らわしい名称を使えません。

国土交通省の「倉庫業法施行規則等運用方針(令和6年12月12日改正版)」では、「認定トランクルームサービス」「優良トランクルーム倉庫」のように「認定」「優良」を冠した名称が、この紛らわしい名称に当たると説明しています。

一方、単に「トランクルーム」としている場合は、この名称制限には該当しません。

「トランクルーム」と名乗っていても、国の認定を受けているとは限りません。

認定を受けられるのは、トランクルームを営業に使う倉庫業者です。収納スペースを貸す賃貸借型のサービスは、この認定の対象ではありません。

トランクルームは名称だけで契約の仕組みを判断できない

トランクルームは名称だけで契約の仕組みを判断できない

トランクルームを理解するときに重要なのが、「何と呼ばれているか」と「どのような契約なのか」を分けることです。

代表的なのが賃貸借と寄託の違いです。

比較する点賃貸借寄託
契約するもの収納するためのスペース荷物そのものの保管
荷物の管理通常は利用者が自分で管理する事業者が保管を担う
出し入れ利用者が自分で行う形など事業者を通して行う形など

実際の責任範囲や補償条件は契約内容によって異なるため、具体的なサービスでは契約条件まで確認する必要があります。

賃貸借は収納スペースを借りて自分で荷物を管理する

賃貸借は収納スペースを借りて自分で荷物を管理する

賃貸借型では、事業者から収納スペースを借り、その区画へ利用者自身が荷物を収納する形です。

借りているのは「荷物を置く場所」です。

国土交通省の運用方針では、非倉庫業者が「トランクルーム」と称して保管場所の賃貸借契約によって利用スペースを提供する業態があり、こうした賃貸借では物品の保管責任までは負わないのが通常と示されています。

オレンジコンテナも、収納スペースを提供する賃貸借型のサービスです。
オレンジコンテナのよくある質問でも、「収納スペースを提供するサービスであり、収納される保管物の管理責任を負うものではございません。保管物の管理はお客様にてお願いしております」と案内しています。

利用条件もサービス名では分かりません。
実際に利用する際は、検討している物件の条件も確認しておきましょう。

寄託は事業者に荷物を渡して保管を任せる

寄託は事業者に荷物を渡して保管を任せる

寄託は、収納する場所そのものを借りるのではなく、荷物を事業者へ渡して保管を任せる契約です。

同じ運用方針では、倉庫業者が行うトランクルーム事業について、寄託契約に基づいて貨物の保管責任を負うとしています。

ここが賃貸借との大きな違いです。

寄託契約であっても、どのような損害でも同じ条件で補償されるとは限らず、対象となる物や補償の範囲などはサービスごとの契約条件によって異なります。

契約形態や補償、保管責任まで詳しく比較したい場合は、後ほど紹介する保管サービスの記事で確認できます。

トランクルームの主な種類は屋外型・屋内型・宅配型

トランクルームの主な種類は屋外型・屋内型・宅配型

契約形態とは別に、利用方法からトランクルームを分けると、屋外型・屋内型・宅配型などがあります。

種類主な利用方法確認したいこと
屋外型屋外に設置されたコンテナなどの区画へ自分で荷物を出し入れする区画の寸法、搬入方法、設備、利用時間など
屋内型建物内に設けられた収納スペースを利用する設備、収納環境、搬入経路など
宅配型集配送を通じて荷物を出し入れする取り出し方法、配送条件、契約内容など

この3種類は「どのように利用するか」を整理する分類です。

賃貸借・寄託とは別の軸になります。「屋内型」という言葉だけでは、収納スペースを借りる契約なのか、荷物の保管を任せる契約なのかまでは分かりません。

オレンジコンテナは屋外型コンテナが主力です。
海上コンテナを使って屋外に設置しており、コンテナ内に照明や空調の設備はなく、通気口があります。

屋内型だからといって、空調などの設備があるとは限りません。設備は物件ごとに確かめてください。

どれが合うかは、収納したい物だけでなく、取り出す頻度や運び方によっても変わるでしょう。

「トランクルーム」という一つの言葉の中には名称、契約、利用方法という別々の話があり、この3つを分けて見るとサービスごとの違いが見えてきます。

トランクルームは季節用品や趣味の物などの収納に使われる

トランクルームは季節用品や趣味の物などの収納に使われる

トランクルームを検討しやすいのは、家や職場に置いておく必要はあるものの、日常的には使わない荷物が場所を取っているときです。

代表的な使い方は次のとおりです。

  • 季節ごとに使う物を収納する
  • 趣味の道具など、家の中で場所を取りやすい物を収納する
  • バイクや自転車を保管する
  • 引越しやリフォームなどの間に荷物を別の場所へ移す
  • 自宅に入りきらない家財道具を収納する
  • 仕事で使う書類や備品などを収納する

収納スペースを家や職場の外に持つことで、普段使う収納を空けたり、使用頻度の低い物を生活・仕事のスペースから移したりできます。

毎日使わない物がクローゼットや部屋の一角を占めているなら、その場所を別の用途に使える点は一つの利点です。

オレンジコンテナが独自に実施した申込者アンケート(2026年7〜9月)では、利用しようと思った理由も尋ねています。
延べ470件の回答のうち、多かったのは「引っ越し・建て替え・リフォームの一時保管」(110件)、「バイク・自転車を保管したいため」(101件)、「自宅の荷物が増えたため」(90件)でした。

オレンジコンテナの利用者(西宮市の40代男性・2.6帖のコンテナ)からは、次の声が寄せられています。

「転勤で西宮へやってきたのですが、荷物が多いため、部屋を探すのと同時に倉庫も探していました。」

出典:オレンジコンテナ「ご利用者様の声」

一方、トランクルームだから何でも収納できるわけではありません。

収納できる物や利用条件はサービスによって異なるため、実際に収納する前に、契約先のルールと収納したい物を照らし合わせておきましょう。

次に知りたいことから詳しい記事を選ぶ

次に知りたいことから詳しい記事を選ぶ

料金、利用前の注意点、補償と保管責任、審査、費用に見合うかという5つの疑問のうち、気になるものから詳しい記事を選ぶとよいでしょう。

料金や初期費用を知りたい

料金や初期費用を知りたい

同じ申込者アンケートで、契約前に不安だったこととして最も多かったのは「料金がいくらかかるか不安だった」(160件・延べ518件の回答)でした。

トランクルームを検討するとき、賃料だけを見ても実際にかかる費用の全体像は分からないため、月額でかかる費用や契約時の費用などを確認したい方は、レンタルコンテナの料金相場(月額総額・初期費用)の記事をご覧ください。

デメリットや利用前の注意点を知りたい

デメリットや利用前の注意点を知りたい

外部の収納スペースには、家の収納を空けられる利点がある一方で、利用前に確認しておきたい点もあります。

保管環境や費用、荷物の出し入れ、収納できない物、契約条件などを詳しく知りたい方は、「トランクルームのデメリット6つと契約前に確認したい注意点」で確認できます。

良い面だけで決めず、自分にとって負担になる条件がないか比べることも大切です。

サービスの種類と補償・保管責任を詳しく知りたい

賃貸借と寄託の違いを知ると、「荷物に何かあった場合はどうなるのか」も気になるところです。

保管サービスには複数の種類があり、契約の形によって管理や補償の考え方も変わります。
詳しい違いは、「保管サービスとは?種類別の料金水準・補償の違いと選び方」で解説しています。

審査や利用開始までの条件を知りたい

審査や利用開始までの条件を知りたい

実際にトランクルームを借りる段階になると、申込みだけでなく審査や必要書類、支払いなどの確認も必要です。

手続きはサービスごとに異なります。

オレンジコンテナの審査や利用開始までの流れを確認したい方は、トランクルームの審査の流れ・必要書類・即日利用についての記事をご覧ください。

費用をかけて利用する価値があるか判断したい

「収納場所は欲しいけれど、毎月費用を払うほどなのか」と迷う方もいるでしょう。

この場合は、単純に料金の高い・安いだけを見るより、トランクルームを使ったときに自宅のスペースをどの程度空けられるか、どのくらい利用する予定なのかまで考える必要があります。

「トランクルームはもったいない?費用に見合うかの判断方法」では、自宅収納との比較や利用をやめるときの条件も含め、費用に見合うかを考える方法を紹介しています。

まとめ:トランクルームは意味と契約の仕組みを知ってから比較する

まずは次の3点を分けて考えます。

  1. 「トランクルーム」という言葉には複数の使われ方がある
  2. 収納スペースを借りる賃貸借と、荷物の保管を任せる寄託では仕組みが異なる
  3. 屋外型・屋内型・宅配型は利用方法を整理する別の分類になる

基本が分かったあとは、料金、利用上の注意、補償、審査など、自分が知りたい内容から詳しい記事を確認してください。

実際に収納スペースを検討する段階なら、オレンジコンテナの物件検索で、利用したい地域に荷物の量に合うサイズの空きがあるかを確かめるところから始められます。

坪井 梨絵

監修:坪井 梨絵(アパルトマンホールディングス株式会社)

カスタマーサービス / 整理収納アドバイザー2級

トランクルーム事業に10年従事し、集客・客付けおよび現場管理を担当。整理収納アドバイザー2級(2023年6月取得)の資格を活かし、「部屋が片付かない」「収納が足りない」といったお客様のお悩みに対して、お客様目線での収納提案や現場の環境改善に取り組んでいる。